【実体験】会社を退職するまでに準備しておきたいこと~お金編~

「そろそろ会社を辞めようかな……」

と考えている方。

会社を辞めるのであれば、お金に関する準備をしておくことをおすすめします。勢いで行動することも大事ですが、あまりに無計画だと後々大変です。

僕は10年以上務めた会社を辞めてフリーランスになりましたので、その経験を踏まえて率直にお伝えします。

会社を辞めることは、それまでの生活の基盤を手放すことなので、あなたにとってかなり苦しい決断になるかもしれません。

でも、会社を辞めて本当にやりたいことがあるのであれば、勇気を持って行動すべきです。人生は思っているほど長くは無いのですから。

ということで、会社を退職するにあたり金銭面で準備しておいた方が良いことをお伝えします。

目次

準備①貯金について考える

現実として、まずお金が無いと身動きは取れません。

おそらく慎重な方はお金に対する準備に抜かりはないと思いますが、心配なのは「楽天家で、勢いで辞めようとしている方」です。

そんな方僕はとても好きですけど、お金は大事なのでちょっと考えてみましょう。

会社を辞めるにあたっての「必要な貯金額」は「半年もしくは1年分の生活費」と言われることが多いですが、当然のことながら状況によって大きく変わります。

必要な貯金額を考える際のポイントとして、

  1. 毎月の支出額はいくらか
  2. イレギュラーで発生する支出はないか
  3. 次の仕事の見通しはあるか

の3つを押さえましょう。

1. 毎月の支出額はいくらか

まず家計簿なりをつけて、毎月の支出額がいくらかをざっくり把握することが必要です。

1円単位で細かく付ける必要はありません。あくまで支出のアウトラインがわかればよいので、週に1回レシートの金額をまとめておくくらいでOKです。

2. イレギュラーで発生する支出はないか

イレギュラーの支出とは、

  • 引っ越し代
  • 結婚式のご祝儀代
  • 車の買い替え代

など、そのタイミングで必要となる支出のことです。

実は家庭を持っているかどうかも重要なポイントで、人数が増えればそれだけイレギュラーの発生率も高まります。

  • 病気
  • 怪我
  • 事故

など、思いもよらぬアクシデントにより、想定できなかった支出や負担が発生することを考えておきましょう。

3. 次の仕事の見通しはあるか

実はこれが1番大事だと思うのですが、次の仕事の見通しはあるかどうかをしっかりと考えてください。

会社を辞める段階で次の仕事が決まっているという方は、それほどお金の心配はいらないでしょう。

しかし僕のように、次が白紙の状態で仕事を辞める場合は慎重に貯金について考えなくてはなりません。

「収入を得ることができるようになるタイミングがいつか」をできるだけ正確に予測しましょう。

例えば、これまでやっていた仕事と同じ業種でサラリーマンとして就職先を探すのであれば、再就職までにそれほど時間はかからなそうですよね。

しかし、まったく新しいことにチャレンジしようとしている場合などは、収入を得ることができるタイミングを後ろに伸ばして予測する必要があります。

僕の場合はスキル0からのフリーランスだったので、最悪2年間は収入ゼロでもやっていける貯金額を見込みました。

準備②ランニングコストを落とす

2つ目の準備は、ランニングコストを落とすことです。

ここでいうランニングコストとは、

  • 携帯代
  • 各種保険代
  • 家賃
  • 教育費
  • 遊興費

などを指します。

会社を辞めて収入を一時的に失うことに耐えるために、可能な限り出ていくお金を減らしておきましょう。

家計のぜい肉を落とし、筋肉質にしておくことでお金の問題で悩まされる確率を下げることができます。

手っ取り早いのは「携帯代」です。

大手のキャリアは過剰な料金を取っていますので、格安SIMを使いましょう。僕の場合は、これで毎月5,000円、年間6万円の節約になりました。妻の分も合わせれば12万円です。

保険や家賃、教育費なども同じように見直します。

 

【ランニングコストの見直し例】

  • 携帯代:格安SIMに乗り換える
  • 各種保険代:必要最低限に絞る。生命保険は掛け捨て
  • 家賃:不要なものを処分して、今よりも間取りの狭いところに住む
  • 教育費:何となく続けているものは一旦やめてみる
  • 遊興費:外食の回数を減らす

今一度、家計全体を見直してみましょう!

準備③身の回りを整理する

2つ目の準備は、身の回りを整理することです。

具体的には

  • お金の整理
  • 情報の整理
  • モノの整理

です。1つずつ解説します。

お金の整理

多くの人は自分のお金を銀行や郵便局に預けていると思います。

最近はネットバンクも増えてきたので、複数の銀行を利用している人がほとんどでしょう。でも、どの口座にどれだけお金が入っているか正確に把握しているでしょうか。

銀行の口座を「なんとなく」つくってしまうと、口座の目的があいまいで結果的にお金が迷子になりやすいです。

口座は目的を持たせてできるだけシンプルにしましょう。

  • 入金用の口座
  • 支払い用の口座
  • 貯金用の口座

この3つがわかりやすくてベストです。

最初の手続きはめんどうくさいですが、1度やってしまばあとはスッキリしますのでぜひやりましょう!

情報の整理

仕事を辞める前に、いったん家族にかかわる情報を整理しておくことも大事です。

  • 子どもの学校にかかわる情報
  • 転居にかかわる情報
  • 退職にかかわる情報
  • 妻の扶養にかかわる情報

中には「~までに申請しないと無効」など、納期があるものもあるので、できる限り情報は書き出して整理し、スケジュールに入れておきましょう。

モノの整理

モノの整理も重要です。

せっかく会社を辞めて新しい生活をスタートするのであれば、できるだけフットワークを軽くしておく必要があります。

モノの整理の鉄則は、

  1. いらないモノを捨てる
  2. モノの置き場所を決める

の2つです。順序を逆にしないでくださいね。

会社を辞める前にきちんと準備を!

今回は会社を退職する前に準備しておきたいことについてまとめました。

準備を整えておけば後々の負担も少なくなるので、生活基盤が整っているうちに時間を見つけて準備を進めておくことをおすすめします。

退職後の人生がうまく進みますように!

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カテゴリー: 退職

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【退職エントリ】僕が会社を辞めた3つの理由。

「会社を辞めようと思う」

単身赴任先から、妻に電話でそう伝えたのは2017年7月のことでした。

「仕事をやめて田舎で子どもを育てるのはどうかな……」

まったく具体性の無い投げかけに対して、妻は「それ楽しそう!」と即レス。

 

***

さかのぼること13年前。僕が新卒で入社したのは業界大手のパチンコチェーン店でした。

その会社を選んだ理由は、

  • 給料が高い
  • 福利厚生が良い
  • 全国転勤で楽しそう
  • スピード出世できる
  • 満員電車に乗らなくていい

など色々あるのですが、1番大きかったのは

「そもそも、やりたい仕事が無かった」

ということだったかもしれません。

「本当にやりたいことが見つかった時にすぐ行動を起こせるようにしておこう」

これが入社当時に考えていた行動指針だったように思います。

しかし入社してみるととても良い会社で、「この会社でできるだけ上を目指してみよう」と思うようになりました。

誰もやりたがらない組合活動も頑張っちゃいましたし、上司や同僚にも恵まれ、比較的早いスピードで出世。

その間にも2〜3年おきに転勤しながら、プライベートでは子どもを3人授かり子育てに奮闘しました。

下の子が幼稚園に入ったのが、30歳を過ぎた頃。

やれやれ、とひと息ついたところで違和感を感じました。

その違和感は徐々に大きくなり、35歳で経験した単身赴任がきっかけとなって発露します。

「今の生き方は幸せに向かっているのだろうか?」

 

会社を辞めた大きな理由を3つに絞ると、

  • 家族との時間を大切にしたかった
  • パチンコ業界が好きになれなかった
  • サラリーマン的な生き方が不安だった

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